2027年のゴールデンウィークに茨城への旅行を考えている方の多くは、まず国営ひたち海浜公園の「ネモフィラ」を思い浮かべるのではないでしょうか。一面がブルーに染まるみはらしの丘は全国的に有名ですが、茨城の魅力はネモフィラだけではありません。海沿いの神社や水族館、日本三名園のひとつに数えられる庭園、豪快な滝、そして科学の街つくばまで、混雑を少し避けて楽しめる穴場が県内には数多くあります。この記事では「ネモフィラ以外」に注目し、大洗・水戸・県北・つくばのエリア別に、家族連れでもまわりやすい茨城GW観光の楽しみ方を紹介します。

ネモフィラの見頃や混雑対策を詳しく知りたい方は、ひたち海浜公園GWガイド2026もあわせてご覧ください。本記事は、そこから一歩足をのばして茨城をもっと味わうためのガイドです。

2027年GWの茨城はどんなエリア?ネモフィラ以外の魅力

茨城県は東京から車でおよそ1〜2時間、電車でもアクセスしやすく、GWの旅行先として日帰りから1泊2日まで柔軟にプランを組めるのが魅力です。太平洋に面した海沿いエリア、梅で名高い水戸の街、山や滝が点在する県北の自然エリア、研究学園都市のつくばと、方角によって表情がまったく異なります。ネモフィラの人気に隠れがちですが、それぞれのエリアに「もう一度行きたい」と思わせる名所がそろっています。まずは2027年のGW日程と、エリアごとの特徴を確認しておきましょう。

2027年のゴールデンウィークは、5月1日(土)から5月5日(水・こどもの日)までの5連休が中心です。前半には4月29日(木・昭和の日)の祝日もあり、間の4月30日(金)に有給休暇を取れば4月29日から5月5日までの7連休をつくることもできます。下の表で日程を整理しておくと、混雑のピークを避けた計画が立てやすくなります。

日付 曜日 区分
4月29日 木曜日 昭和の日
4月30日 金曜日 平日
5月1日 土曜日 土曜日
5月2日 日曜日 日曜日
5月3日 月曜日 憲法記念日
5月4日 火曜日 みどりの日
5月5日 水曜日 こどもの日
5月6日 木曜日 平日

有名なひたち海浜公園のネモフィラは、例年4月中旬から5月上旬にかけて見頃を迎え、最盛期は4月下旬とされることが多い花です。ただし開花や見頃は天候によって年ごとに前後するため、GW後半になると見頃を過ぎている年もあります。「ネモフィラを見られたらラッキー」くらいの気持ちで、それ以外のスポットもしっかり計画に入れておくと、天候や開花状況に左右されずに茨城旅行を満喫できます。混雑を避けたい方は、ネモフィラ以外の穴場を主役に据える発想がおすすめです。

エリア別の特徴は次の表のとおりです。宿泊するのか日帰りにするのか、誰と行くのかによって、まわりやすいエリアを選ぶとよいでしょう。ネモフィラ以外の穴場をさらに詳しく知りたい方は、茨城GW穴場スポット2026で15か所を厳選して紹介しています。

エリア 主なスポット こんな人におすすめ
大洗 大洗磯前神社・アクアワールド大洗・那珂湊おさかな市場 海と絶景、海鮮グルメを楽しみたい人
水戸 偕楽園・好文亭・水戸の街歩き 庭園や歴史、落ち着いた雰囲気が好きな人
県北(奥久慈) 袋田の滝・竜神大吊橋・花貫渓谷 自然の中で体を動かしたい人
つくば 筑波山・JAXA筑波宇宙センター 子ども連れ・学びのある体験がしたい人

大洗エリア|海と神社とグルメがそろう王道の穴場

まず主役として紹介したいのが、県央の海沿いに位置する大洗エリアです。太平洋に面した開放的なロケーションで、絶景の神社、日本を代表する水族館、新鮮な海鮮市場がコンパクトにまとまっており、1日で満足度高く回れるのが魅力です。ネモフィラの人気に比べると穴場感があり、GWでも比較的自分たちのペースで楽しみやすいのがうれしいポイント。海風を感じながら過ごす大洗は、家族連れにもカップルにもおすすめのエリアです。

大洗のシンボルといえば、太平洋を望む丘の上に鎮座する大洗磯前神社です。856年の創建と伝わる歴史ある神社で、海に向かって立つ「神磯の鳥居」は、荒波と朝日が織りなす景色が神々しいと評判の絶景スポット。神磯は御祭神が降臨したと伝わる神聖な場所とされ、鳥居越しに広がる大海原は写真映えも抜群です。早朝の日の出の時間帯は特に人気があります。

Kamiiso no Torii sacred gate on rocks facing the Pacific Ocean at Oarai, soft morning light, dramati

雨の日や小さな子ども連れなら、屋内で一日中楽しめるアクアワールド茨城県大洗水族館が心強い味方です。サメの飼育種数が日本一とされることで知られ、国内最大級のマンボウ専用水槽や、映像と香りの演出が話題のクラゲの大水槽など、見どころが充実しています。ペンギンやアシカを間近に観察できる屋外エリアもあり、天候に左右されにくいのがGW旅行では大きな安心材料です。

大洗周辺で味わいたいのが、新鮮な海の幸です。近隣のひたちなか市にある那珂湊おさかな市場は、漁港のすぐそばに鮮魚店や海鮮の食事処が軒を連ねる人気スポット。ボリューム満点の海鮮丼や寿司を目当てに、多くの人が訪れます。各スポットの位置関係と楽しみ方を、下の表にまとめました。

スポット 楽しみ方 ワンポイント
大洗磯前神社・神磯の鳥居 参拝と海の絶景撮影 日の出の時間帯は特に人気
アクアワールド大洗 水族館でサメ・マンボウ観賞 雨天でも楽しめる屋内施設
那珂湊おさかな市場 海鮮丼・寿司など食事とお土産 昼食のピーク時間は混みやすい

これらは徒歩圏内ではないため、車での移動が便利です。神社で朝の絶景を眺め、市場で早めの昼食をとり、午後は水族館でゆっくり過ごす、という流れなら1日で無理なく回れます。海沿いには大洗サンビーチや大洗マリンタワーといったスポットもあり、時間に余裕があれば潮風を感じながらの海岸線ドライブそのものを楽しむのもおすすめです。海と神社と水族館がコンパクトにまとまっているからこそ、小さな子ども連れでも移動の負担が少なく、初めての茨城旅行の拠点としても選びやすいエリアといえます。営業時間や駐車場、料金は変更されることがあるため、お出かけ前に各施設の公式サイトで最新情報を確認しておきましょう。

水戸エリア|偕楽園の新緑とツツジ、落ち着いた歴史さんぽ

県都・水戸は、梅の名所として全国的に知られる街ですが、GWにはまた違った魅力を見せてくれます。梅まつりでにぎわう2〜3月に比べ、初夏の水戸は人出が落ち着き、新緑とツツジをゆっくり楽しめる穴場の季節。庭園や歴史スポットを中心に、大人がのんびり過ごすのにぴったりのエリアです。海沿いの大洗とはひと味違う、静かで趣のある茨城を味わえます。

水戸観光の中心となるのが、金沢の兼六園、岡山の後楽園と並んで日本三名園のひとつに数えられる偕楽園です。徳川斉昭によって造園された広大な庭園で、梅の季節が終わったGWの頃には、ツツジや新緑が園内を彩ります。観梅客でにぎわう早春よりも人が少なく、ゆったりと散策できるのが初夏ならではの魅力。斉昭自らが設計したと伝わる好文亭からの眺めや、清水がわき出る吐玉泉など、季節を問わず楽しめる見どころも豊富です。

偕楽園を訪れたら、周辺の街歩きもあわせて楽しみたいところです。園に隣接する千波湖は、湖畔の遊歩道を散歩したりベンチで休憩したりと、のんびり過ごすのにぴったりの場所。水戸には歴史や文化にふれられるスポットが点在しており、庭園とセットで半日ほど過ごせます。市街地には飲食店も多く、ゆっくりランチをとりながら街の雰囲気を味わえるのも、落ち着いた水戸観光ならではの魅力です。GW期間中は各地で祭りやイベントが開かれることも多いので、事前に日程をチェックしておくと旅の楽しみが広がります。茨城各地のGWイベント情報は、茨城GWイベント2026にまとめています。

水戸エリアの楽しみ方を、以下の表に整理しました。ゆったりとした時間の使い方を意識すると、この街の良さがより感じられます。

楽しみ方 内容 ポイント
偕楽園の散策 ツツジ・新緑・好文亭からの眺め 梅の季節より混雑が少なめ
歴史・文化スポット 街に点在する名所めぐり 庭園とあわせて半日プラン
ご当地グルメ 水戸のご当地料理を味わう 昼食は事前に候補を調べておく

偕楽園は季節によって園内の一部で入園料が必要になる場合があります。開園時間や料金は変わることがあるため、訪問前に公式サイトで最新情報を確認しておくと安心です。混雑を避けたいなら、開園直後の午前中の早い時間帯を狙うのがおすすめです。

袋田の滝と奥久慈|県北の大自然を満喫する

自然の中で思いきりリフレッシュしたいなら、県北の奥久慈エリアがおすすめです。中心となるのが、大子町にある袋田の滝。華厳滝、那智滝と並んで日本三名瀑のひとつに数えられる名瀑で、岩肌を四段に流れ落ちるダイナミックな姿は圧巻です。冬には滝全体が凍る「氷瀑」で知られますが、GWの頃は新緑がまぶしい季節。轟音の中にも静けさを感じさせる初夏の景色は、この時期ならではの魅力です。

袋田の滝は観瀑トンネルや観瀑台が整備されており、迫力ある滝の姿を間近で眺められます。滝までの道のりには土産物店や食事処が並び、奥久慈のご当地グルメを味わうのも楽しみのひとつ。周辺は自然が豊かで、少し足をのばせば渓谷や吊橋など、県北ならではの見どころが点在しています。滝の周辺を歩くので、歩きやすい靴で訪れるのがおすすめです。

Fukuroda Falls in Ibaraki, wide multi-tiered waterfall surrounded by fresh green early-summer foliag

滝とあわせて訪れたいのが、常陸太田市の竜神大吊橋や、高萩市の花貫渓谷といった県北の自然スポットです。竜神大吊橋は深い渓谷にかかる歩行者用の吊橋で、橋の上からの眺めは爽快そのもの。スリルを求める人向けのアクティビティもあり、大人も童心に返って楽しめます。県北エリアの主な自然スポットを、下の表にまとめました。

スポット 特徴 楽しみ方
袋田の滝(大子町) 日本三名瀑のひとつ 観瀑台から新緑と滝を鑑賞
竜神大吊橋(常陸太田市) 渓谷にかかる歩行者用吊橋 橋上からの絶景・アクティビティ
花貫渓谷(高萩市) 清流と新緑の渓谷 遊歩道の散策で森林浴

県北エリアはスポット同士が離れていることも多く、公共交通機関では本数が限られる区間もあります。効率よく回るには車移動が便利ですが、GWは道路が混み合う時間帯もあるため、早めの出発を心がけましょう。各スポットの開館時間や駐車場、通行情報は公式サイトや観光協会の情報で最新の状況を確認してからお出かけください。

つくばエリア|科学と絶景で子どもも楽しめる学びスポット

家族連れ、とくに子どもと一緒のGWにおすすめなのが、研究学園都市として知られるつくばエリアです。「学び」と「絶景」を同時に楽しめるのが特徴で、自然の中での運動と、科学への好奇心を刺激する体験の両方がかないます。都心からのアクセスもよく、日帰りでも十分に満喫できるのがうれしいポイント。ネモフィラとはまったく違うタイプの楽しみ方ができるエリアです。

つくばのシンボルといえば、二つの峰を持つ筑波山です。日本百名山にも数えられる名峰で、ケーブルカーやロープウェイを使えば体力に自信がない人や小さな子ども連れでも山頂付近まで登ることができます。山頂からは関東平野を一望でき、天気に恵まれれば遠くの街並みまで見渡せる絶景が広がります。ふもとには神社もあり、自然とパワースポットめぐりを一度に楽しめるのが魅力です。

もうひとつのおすすめが、JAXA筑波宇宙センターです。日本の宇宙開発の拠点で、ロケットや人工衛星の実物大模型などが見学でき、宇宙好きの子どもはもちろん大人もわくわくする施設です。近隣にはつくばエキスポセンターなど科学にふれられるスポットもあり、雨の日でも楽しめる選択肢が豊富。つくばエリアの主なスポットを、下の表で確認しておきましょう。

スポット ジャンル おすすめポイント
筑波山 自然・登山 ケーブルカー・ロープウェイで山頂へ
JAXA筑波宇宙センター 学び・体験 ロケットや衛星の展示を見学
つくばエキスポセンター 学び・体験 科学にふれられる屋内施設
Mount Tsukuba twin peaks under a clear spring sky, green slopes, a cable car, families enjoying the

JAXA筑波宇宙センターは、見学に事前予約や整理券が必要なプログラムがある場合があります。開館日や見学方法、料金は変更されることがあるため、必ず公式サイトで最新情報を確認してから計画を立ててください。筑波山のケーブルカー・ロープウェイの運行状況も、あわせてチェックしておくと安心です。

よくある質問(FAQ)

茨城のGW観光について、よく寄せられる質問をまとめました。計画づくりの参考にしてください。

Q. GWの茨城はネモフィラ以外に何が楽しめますか?

大洗の海と神社(大洗磯前神社・神磯の鳥居)、アクアワールド大洗の水族館、水戸の偕楽園、県北の袋田の滝、つくばの筑波山やJAXA筑波宇宙センターなど、自然・歴史・グルメ・科学と幅広く楽しめます。ネモフィラは見頃が年により前後するため、ほかのスポットも計画に入れておくと安心です。

Q. 大洗エリアは1日でどのくらい回れますか?

大洗磯前神社、那珂湊おさかな市場、アクアワールド大洗の3か所は、車移動なら1日で無理なく回れます。朝に神社で絶景を眺め、市場で早めの昼食、午後に水族館という流れがおすすめです。移動には車が便利なので、駐車場の情報も事前に確認しておきましょう。

Q. 子ども連れにおすすめの茨城スポットはどこですか?

天候に左右されにくいアクアワールド大洗の水族館、ケーブルカーで登れる筑波山、宇宙にふれられるJAXA筑波宇宙センターなどが人気です。屋内施設と屋外スポットを組み合わせておくと、当日の天気に応じて柔軟にプランを変えられます。

Q. GWの茨城の混雑を避けるコツはありますか?

午前中の早い時間に人気スポットを訪れ、昼食は正午のピークを外すのが基本です。立ち寄る順番を事前に決めておくと移動の無駄が減ります。雨天時は水族館など屋内施設に切り替えられるよう、代替プランも用意しておくと安心です。

Q. 袋田の滝はGWでも楽しめますか?

はい。冬の氷瀑が有名ですが、GWの頃は新緑が美しい季節で、四段に流れ落ちる滝を観瀑台から間近に楽しめます。滝の周辺を歩くので、歩きやすい靴がおすすめです。開館時間や駐車場、通行情報は公式サイトや観光協会で最新の状況を確認してからお出かけください。

混雑回避のコツと家族向けモデルプラン|茨城GWまとめ

せっかくのGW旅行を快適に楽しむには、混雑をどう避けるかが大きなポイントになります。茨城は東京から近い分、GW中は人気スポットや幹線道路が混み合う時間帯があります。とはいえ、行動時間やルートを少し工夫するだけで、待ち時間やストレスは大きく減らせます。ここでは、旅の締めくくりとして、混雑回避の基本のコツと、大洗を中心にした家族向けのモデルプランをまとめて紹介します。計画づくりの最終チェックに役立ててください。

混雑を避けるうえで意識したいのは、「早めの行動」と「ピークをずらす」ことです。人気スポットは午前中の早い時間ほど空いており、昼前後から混み始める傾向があります。食事の時間も、正午のピークを外して少し早めか遅めにとると、待ち時間を短縮できます。まずは混雑回避の基本を表で整理しておきましょう。

工夫 具体的な行動
早めの出発 朝のうちに移動と最初のスポットを済ませる
昼食の時間をずらす 正午のピークを避け、少し早めか遅めに
ルートを事前に決める 立ち寄り順を決め、無駄な移動を減らす
天候の備え 雨天時は水族館など屋内施設に切り替え

上記を踏まえ、大洗を中心にした家族向けの日帰りモデルプランを紹介します。あくまで一例なので、開館時間や交通状況に合わせて調整してください。時間はすべて24時間表記です。

時刻 行程 ポイント
8:30 大洗磯前神社・神磯の鳥居に到着 朝の空いた時間に絶景を鑑賞
10:00 那珂湊おさかな市場へ移動 昼食前に散策・お土産選び
11:30 早めの昼食(海鮮) 正午のピークを避ける
13:00 アクアワールド大洗を見学 午後は屋内でゆっくり
16:00 帰路へ 渋滞のピーク前に出発

このプランなら、絶景・グルメ・水族館という大洗の魅力をバランスよく味わえます。より足をのばしたい場合は、水戸の偕楽園やつくばのスポットと組み合わせて1泊2日にするのもおすすめです。関東の他エリアの穴場も気になる方は関東GW穴場スポット、日帰りで行ける各地の候補はGW日帰りお出かけスポット30選も参考になります。なお、高速道路の渋滞はGW中の特定の日時に集中しやすいため、最新の交通情報を確認してから出発しましょう。

2027年のゴールデンウィークは、5月1日から5月5日までの5連休を中心に、茨城の多彩な魅力を楽しむ絶好の機会です。ネモフィラで有名なひたち海浜公園はもちろん、そこから一歩足をのばせば、大洗の海と神社、水戸の庭園、県北の滝、つくばの科学スポットと、混雑を少し避けて楽しめる穴場がたくさんあります。行き先の性格が異なるので、誰と行くか・何をしたいかに合わせてエリアを選ぶのがコツです。最後に、本記事のポイントを表で整理しますので、旅行計画づくりの参考にしてください。

ポイント 内容
主役は「ネモフィラ以外」 大洗・水戸・県北・つくばを軸に計画
天候対策 屋内の水族館など代替プランを用意
混雑回避 早めの行動と昼食時間の調整がカギ
最新情報 料金・営業時間・アクセスは公式サイトで確認

ネモフィラの見頃と混雑対策をさらに詳しく知りたい方は、ひたち海浜公園GWガイド2026もチェックしておきましょう。天候や開花状況に左右されない「ネモフィラ以外」の楽しみ方を用意して、思い出に残る茨城のゴールデンウィークをお過ごしください。