ゴールデンウィークに北海道旅行を計画している方がまず気になるのが、「北海道って、GWはどのくらい寒いの?」という気温の問題ではないでしょうか。本州ではすでに半袖で過ごせる日もある時期ですが、北海道はまだ春が始まったばかり。エリアによっては朝晩の気温がひと桁台まで下がることも珍しくありません。
2026年のゴールデンウィークは4月29日(水)の昭和の日から5月6日(水)の振替休日まで。有給を活用すれば最大8連休が可能なため、遠方の北海道旅行にもたっぷり時間を充てられます。しかし、服装選びを間違えると旅の快適さが大きく損なわれてしまいます。
この記事では、札幌・旭川・函館・帯広・釧路の5エリアの気温データ、GW前半と後半の天気傾向、北海道ならではの服装選びのポイント、持ち物チェックリストまで、気温・服装に特化した情報を徹底解説します。北海道旅行の全体的な計画についてはGW北海道旅行ガイドを、GW全体のカレンダーはGW2026カレンダーをそれぞれ参考にしてください。
エリア別の気温データ(例年の傾向)
北海道は広大な面積を持ち、同じGW期間でもエリアによって気温が大きく異なります。道南の函館と道東の釧路では最高気温に5℃以上の差があることも珍しくなく、訪問先によって必要な服装がまったく変わってきます。
以下のデータは例年の平均値に基づく傾向です。年によって気温は変動するため、旅行直前には最新の天気予報を必ず確認してください。
主要5エリアの気温比較
まずは、GW期間中(4月29日〜5月6日)の各エリアの平均的な気温を一覧で確認しましょう。エリアごとの差を把握しておくことが、的確な服装選びの第一歩です。
| エリア | 平均最高気温 | 平均最低気温 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 札幌 | 15〜18℃ | 6〜9℃ | 道央の中心、日中は過ごしやすい |
| 旭川 | 15〜19℃ | 3〜7℃ | 内陸型で朝晩の冷え込みが厳しい |
| 函館 | 14〜17℃ | 6〜9℃ | 道南で比較的温暖、海風の影響あり |
| 帯広 | 14〜18℃ | 2〜6℃ | 十勝平野、晴天率が高いが冷え込む |
| 釧路 | 10〜14℃ | 2〜5℃ | 道東の太平洋側、霧が出やすく肌寒い |
この表を見ると、同じ北海道でも札幌と釧路では最高気温に3〜5℃の差があることがわかります。特に釧路は本州の3月下旬並みの気温で、日中でも肌寒さを感じることが多いエリアです。複数エリアを回る旅程を組む場合は、もっとも気温が低いエリアに合わせた服装準備が必要です。
ちなみに、東京のGW期間の平均最高気温は22〜25℃程度なので、北海道は東京より5〜10℃ほど低いと考えておくとイメージしやすいでしょう。

札幌エリアの気温と天気
札幌はGW期間中の日中の最高気温が15〜18℃程度で、天気がよければ歩いていると汗ばむくらいの暖かさになることもあります。ただし朝晩は6〜9℃まで下がるため、ホテルから出かける朝の時間帯は肌寒さを感じます。
例年、札幌のGW期間は晴れと曇りが交互にやってくることが多く、突然の雨にも備えが必要です。大通公園周辺を散策する際は、急な天候変化に対応できるよう折りたたみ傘があると安心です。
札幌の観光スポットについてはGW札幌観光ガイドで詳しく紹介しています。
旭川エリアの気温と天気
旭川は内陸に位置するため、日中と朝晩の気温差が非常に大きいのが特徴です。最高気温は15〜19℃と札幌並みかやや高い日もありますが、最低気温は3〜7℃まで下がります。特に早朝に旭山動物園へ向かう場合は、しっかりとした防寒が必要です。
内陸性気候のため比較的晴天率が高い一方、気温が上がると急な通り雨に見舞われることもあります。日較差(1日の最高気温と最低気温の差)が10℃を超えることも珍しくないため、脱ぎ着しやすいレイヤリングが欠かせません。
函館エリアの気温と天気
函館は道南に位置し、北海道の中では比較的温暖なエリアです。GW期間の最高気温は14〜17℃、最低気温は6〜9℃程度で、海沿いの街並みを散策するには過ごしやすい気候です。ただし、函館山や港沿いは海風の影響で体感温度が実際の気温よりも低く感じることがあります。
函館はGW期間に桜が見頃を迎えるエリアとしても知られています。五稜郭公園の桜は例年4月下旬〜5月上旬が見頃で、タイミングが合えば満開の桜を楽しめます。
函館の観光情報はGW函館観光ガイドにまとめています。
帯広エリアの気温と天気
十勝平野に位置する帯広は、晴天率が北海道でもっとも高いエリアのひとつです。GW期間の最高気温は14〜18℃で、日中は日差しが暖かく過ごしやすいのですが、朝晩は2〜6℃と冷え込みが厳しくなります。
十勝地方は「十勝晴れ」と呼ばれるほど晴天が続きやすいのが特徴ですが、放射冷却の影響で早朝の気温がかなり低くなることがあります。牧場や農場を訪れる予定がある場合は、早朝の寒さに備えた防寒着が必須です。
釧路エリアの気温と天気
釧路はGW期間中でも最高気温が10〜14℃にとどまり、北海道の中でもっとも肌寒いエリアです。太平洋からの冷たい海霧が発生しやすく、曇りの日が多いのも特徴です。「寒い」というよりも「冷たい」という表現がぴったりの気候で、本州の感覚で来ると驚くかもしれません。
釧路湿原を訪れる場合は、湿地特有の冷えた空気に備えてウインドブレーカーや厚手のフリースが必要です。日中でも10℃台前半ということが多いため、冬用の上着を1枚持っていくくらいの気持ちで準備しておくと安心です。
GW前半vs後半の天気傾向
2026年のGW期間は4月29日(水)〜5月6日(水)の9日間。前半(4月29日〜5月1日)と後半(5月2日〜5月6日)では、天気や気温の傾向に違いがみられることがあります。北海道では1週間で季節が大きく進むことがあるため、前半と後半どちらに訪れるかで服装計画が変わります。
例年の傾向をもとに、前半と後半の違いを整理しました。
| 項目 | GW前半(4/29〜5/1) | GW後半(5/2〜5/6) |
|---|---|---|
| 気温傾向 | やや低め(春の始まり) | やや高め(春が本格化) |
| 札幌の最高気温 | 14〜16℃ | 16〜19℃ |
| 朝晩の冷え込み | 厳しい(5℃前後) | やや和らぐ(7℃前後) |
| 天気の安定度 | 変わりやすい | 比較的安定 |
| 桜の状況 | 函館で開花〜五分咲き | 函館で見頃、札幌で開花 |
| 服装の目安 | 薄手ダウンが活躍 | フリース+ウインドブレーカー |
GW前半は4月末のため北海道ではまだ冬から春への移行期にあたり、気温が安定しにくい時期です。急に冷え込む日もあれば、日差しが暖かい日もあり、天気予報のこまめなチェックが欠かせません。
一方、GW後半に入ると5月に入るため、日中の気温が上がりやすくなります。特に札幌や旭川では最高気温が18〜19℃に達する日もあり、日向では半袖でもいられるほどの暖かさになることがあります。ただし油断は禁物で、朝晩はやはり10℃を下回ることがあるため、羽織ものは必須です。

北海道GWの服装選び|レイヤリングが基本
北海道のGW期間は、1日の中で気温差が大きいのが最大の特徴です。朝はコートが必要だったのに昼は半袖で過ごせる、という日もあれば、1日中肌寒い日もあります。こうした気温変動に対応するために、「レイヤリング(重ね着)」を基本とした服装計画が不可欠です。
レイヤリングの基本
レイヤリングとは、薄手の衣類を複数枚重ねることで、気温に応じて脱ぎ着して体温調節する着方のことです。北海道のGW期間には3層構造のレイヤリングが理想的です。
| 層 | 役割 | おすすめアイテム |
|---|---|---|
| ベースレイヤー(肌着) | 汗を吸って発散 | 速乾性のインナー、長袖Tシャツ |
| ミドルレイヤー(中間着) | 保温 | フリース、薄手ニット、パーカー |
| アウターレイヤー(外着) | 風・雨から守る | ウインドブレーカー、薄手ダウン |
この3層構造を基本にしておけば、気温が上がればアウターを脱いでミドルレイヤーで過ごし、さらに暖かくなればミドルも脱いでベースレイヤーだけで過ごす、という柔軟な対応ができます。
北海道旅行では「暑くて脱ぐ」シーンよりも「寒くて着る」シーンのほうが圧倒的に多いため、「少し多すぎるかな」と思うくらいの防寒準備がちょうどよいです。
シーン別の服装アドバイス
旅行中のシーンによって最適な服装は変わります。北海道のGW旅行でよくあるシーン別に、おすすめの服装を整理しました。
| シーン | 気温の目安 | おすすめの服装 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 街歩き(札幌・函館) | 12〜17℃ | 長袖+フリース+ウインドブレーカー | 風が強い日は体感温度が下がる |
| 自然散策(湿原・公園) | 8〜14℃ | 長袖+フリース+薄手ダウン | 足元が冷えやすい、厚手の靴下を |
| 夜の外出(夜景鑑賞) | 5〜8℃ | 長袖+フリース+ダウンジャケット | 函館山頂は風が強い |
| ドライブ・車移動 | 車内は暖かい | 脱ぎ着しやすい重ね着 | 休憩で外に出たとき用にアウター |
| レストラン・屋内施設 | 暖房あり | ベースレイヤー+薄手の上着 | 脱いだアウターの置き場に注意 |
特に注意したいのが夜の外出です。函館山の夜景を見に行く場合、山頂は平地よりも気温がさらに低く、風も強いため、真冬並みの防寒が必要になることもあります。「5月なのにこんなに寒いの?」と後悔しないよう、ダウンジャケットを必ず持参してください。
全国的な服装ガイドはGW期間の服装ガイドで確認できます。気温データの全国比較はGW気温・服装ガイドもあわせてご覧ください。
北海道ならではの注意点
北海道のGW期間は、本州とは異なる気候特性があります。服装選び以外にも、北海道ならではの注意点を知っておくと旅行の満足度が大きく変わります。
朝晩の冷え込みは想像以上
北海道の朝晩の冷え込みは、本州から来る方の想像を超えていることが多いです。日中は15℃以上あって快適でも、早朝は5℃を下回ることがあります。特に旭川や帯広などの内陸エリアでは放射冷却の影響で、明け方に霜が降りることも珍しくありません。
早朝から行動する予定がある場合は、冬用のダウンジャケットやフリースを忘れずに。「北海道は5月でも冬に近い」くらいの心構えで準備しておくと安心です。
天気の急変に備える
北海道の春は天気が変わりやすく、朝は晴天でも午後から急に曇って気温が下がる、ということがよくあります。天気予報は毎朝チェックし、出かける際は折りたたみ傘とウインドブレーカーを常にバッグに入れておきましょう。
特に道東エリアでは海霧が発生しやすく、視界が急に悪くなることがあります。レンタカーで移動する場合は、霧の中の運転にも注意が必要です。
桜がまだ見頃の時期
本州では4月上旬に桜のシーズンが終わりますが、北海道ではGW期間がちょうど桜の見頃と重なります。函館の五稜郭公園は例年4月下旬〜5月上旬、札幌の円山公園は5月上旬が見頃の目安です。
「花見ができると思わなかった」という嬉しい驚きの声も多く、本州で桜を見逃してしまった方にとっては、GWの北海道は二度目のお花見チャンスです。お花見の時間帯は日中の暖かい時間帯がおすすめですが、夜桜を楽しむ場合は厳重な防寒が必要です。
紫外線は意外と強い
気温が低いため油断しがちですが、北海道のGW期間の紫外線量は決して弱くありません。標高の高いエリアや雪の残る場所では雪面からの反射もあり、紫外線対策は必要です。曇りの日でも紫外線は届いているため、日焼け止めは毎日塗る習慣をつけておくとよいでしょう。
持ち物チェックリスト
北海道のGW旅行では、本州の感覚で準備すると持ち物が足りなくなることがあります。以下のチェックリストを活用して、出発前に忘れ物がないか確認しましょう。気温対策を中心に、北海道旅行に特に必要なアイテムを「必須」「あると便利」「エリア別」に分類しました。
| カテゴリ | アイテム | 必要度 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 防寒 | 薄手ダウンジャケット | 必須 | 朝晩の冷え込み対策の要 |
| 防寒 | フリースまたは厚手パーカー | 必須 | ミドルレイヤーとして活躍 |
| 防寒 | ウインドブレーカー | 必須 | 風・小雨対策に万能 |
| 防寒 | 厚手の靴下 | 必須 | 足元の冷え対策 |
| 防寒 | マフラーまたはネックウォーマー | あると便利 | 夜の外出時に重宝 |
| 防寒 | 手袋(薄手) | あると便利 | 早朝や夜景鑑賞に |
| 雨対策 | 折りたたみ傘 | 必須 | 急な天候変化に対応 |
| 雨対策 | 撥水加工のアウター | あると便利 | 小雨なら傘いらず |
| 紫外線対策 | 日焼け止め | 必須 | 紫外線は意外と強い |
| 紫外線対策 | サングラス | あると便利 | 残雪エリアでは反射も |
| 足元 | 歩きやすいスニーカー | 必須 | 観光地は歩く距離が長い |
| 便利グッズ | モバイルバッテリー | 必須 | 寒さでバッテリー消耗が早い |
| 便利グッズ | カイロ(貼るタイプ) | あると便利 | 朝晩の防寒に心強い |
寒さでスマートフォンのバッテリーが減りやすくなるのは意外な盲点です。気温が低いとリチウムイオンバッテリーの性能が落ちるため、モバイルバッテリーの携帯は必須と言えます。
旅行の荷造りや準備についてはGW旅行ガイドでも総合的にまとめています。

エリア別おすすめの服装まとめ
ここまでの情報を踏まえて、エリア別に「これだけ持っていけば安心」という服装の組み合わせを最終的にまとめます。訪問先が決まっている方は、該当エリアの欄を参考にしてください。
| エリア | 日中の服装 | 朝晩の服装 | 特に注意すべき点 |
|---|---|---|---|
| 札幌 | 長袖+フリース | +ウインドブレーカー | 大通公園は風が通りやすい |
| 旭川 | 長袖+フリース | +薄手ダウン | 旭山動物園は高台で風が冷たい |
| 函館 | 長袖+フリース | +ダウンジャケット | 函館山山頂は強風に注意 |
| 帯広 | 長袖+薄手ニット | +フリース+ウインドブレーカー | 早朝は霜が降りるほど冷える |
| 釧路 | 長袖+フリース+アウター | +ダウンジャケット | 日中でも10℃台前半、防寒必須 |
複数エリアを回る場合は、もっとも気温が低い釧路エリアに合わせた準備をしておけば間違いありません。余った防寒着はスーツケースに入れておき、必要な場面で取り出すようにしましょう。
半袖での外出が可能かどうか気になる方はGW半袖いつから?ガイドも参考にしてください。結論として、北海道のGW期間に半袖だけで過ごすのは難しく、日中の暖かい時間帯に限って薄手の長袖やTシャツ1枚で過ごせる程度です。
よくある質問(FAQ)
Q. GWの北海道は本州と比べてどのくらい寒いですか?
一般的に、北海道のGW期間の気温は本州(東京近郊)より5〜10℃低いと考えてください。東京でGW期間に半袖で過ごせる日でも、北海道ではフリースやアウターが必要です。特に釧路エリアでは本州の3月下旬〜4月上旬に近い気温になるため、しっかりとした防寒が欠かせません。
Q. 薄手のダウンジャケットは本当に必要ですか?
はい、北海道のGW旅行には薄手のダウンジャケットを強くおすすめします。朝晩は5℃前後まで冷え込むエリアが多く、夜景鑑賞や早朝の観光ではダウンなしだと寒さが厳しいです。コンパクトにたためるユニクロのウルトラライトダウンなどであれば、使わないときはバッグに入れておけるため荷物にもなりません。
Q. 北海道のGWにコートは大げさですか?
エリアによります。札幌の日中であれば薄手のコートは不要なこともありますが、釧路や旭川の早朝・夜間では薄手のコートクラスの防寒着があって困ることはありません。「大げさかな」と思って薄着で出かけ、寒さで観光を楽しめなくなるほうがもったいないです。「少し暑いかも」くらいの準備がちょうどよいのが北海道のGWです。
Q. GW期間の北海道で雪は降りますか?
道央・道南の平地で雪が降ることはほぼありませんが、峠道や山間部では残雪が見られることがあります。レンタカーで峠越えをする場合は念のため路面状況を確認しましょう。旭岳や大雪山系などの高山エリアはまだ積雪があり、登山を計画する場合は冬山の装備が必要です。
Q. 北海道のGWでお花見はできますか?
はい、北海道のGW期間はまさに桜の見頃シーズンです。函館の五稜郭公園は例年4月下旬〜5月上旬、札幌の円山公園は5月上旬が見頃の目安です。本州で桜を見逃した方にとって、北海道のGWは「二度目の春」を楽しめる絶好のタイミングです。ただし、お花見は日中の暖かい時間帯に楽しみ、夜桜の場合はしっかりとした防寒対策を忘れないでください。
まとめ
2026年GWの北海道旅行では、エリアごとに異なる気温を正しく把握し、レイヤリングを基本とした服装計画を立てることが快適な旅の鍵です。「本州より5〜10℃低い」を目安に、薄手ダウンやフリースなどの防寒着を忘れずに準備しましょう。
この記事のポイントを最後に整理しておきます。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 気温の目安 | 最高14〜19℃、最低2〜9℃(エリアにより差あり) |
| 本州との差 | 東京より5〜10℃低い |
| 服装の基本 | 3層レイヤリング(ベース+ミドル+アウター) |
| 必須アイテム | 薄手ダウン、フリース、ウインドブレーカー |
| 朝晩対策 | ダウンジャケット+マフラー+手袋 |
| 桜シーズン | 函館4月下旬〜、札幌5月上旬〜 |
| 天気 | 変わりやすいため折りたたみ傘必携 |
北海道旅行の観光スポットやモデルコースはGW北海道旅行ガイドで、北海道のイベント情報はGW北海道イベント情報でそれぞれ確認いただけます。万全の気温・服装対策で、2026年GWの北海道旅行を存分に楽しんでください。