2026年6月1日発券分から、JAL(日本航空)とANA(全日空)の燃油サーチャージが大幅に値上げされることが発表されました。ヨーロッパ路線ではANAが片道31,900円から55,000円へ、JALが29,000円から50,000円へと、いずれも1.5倍以上の引き上げです。
GW(ゴールデンウィーク)に海外旅行を計画している方にとって、この値上げは無視できないインパクトがあります。家族4人でヨーロッパ往復なら、発券タイミングが6月以降にずれ込むだけで追加負担が10万円以上になるケースもあります。
この記事では、燃油サーチャージの仕組みから2026年の値上げ内容、GW旅行への具体的な影響額、そして今からできる5つの節約術まで徹底的に解説します。2026年のGW日程についてはGWカレンダーもあわせてご確認ください。
燃油サーチャージとは?仕組みと計算方法
燃油サーチャージの基本
燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)とは、航空燃料であるジェット燃料の価格変動に応じて、航空券の運賃とは別に徴収される追加料金のことです。正式には「Fuel Surcharge」と呼ばれ、航空会社が燃料費の高騰リスクを運賃に反映させるための制度として導入されました。
日本の航空会社(JAL・ANA)では、シンガポールケロシン市場における航空燃料の平均価格をもとに、2か月ごとに燃油サーチャージの額を見直しています。つまり、同じ行き先の航空券でも、発券する時期によって燃油サーチャージの金額が大きく変わる仕組みです。
ここで重要なのは、燃油サーチャージは「搭乗日」ではなく「発券日(航空券の購入日)」で決まるという点です。GWに飛行機に乗る場合でも、5月31日までに航空券を購入すれば現行の安い金額が適用され、6月1日以降に購入すると値上げ後の金額が適用されます。
燃油サーチャージが決まるまでの流れ
燃油サーチャージの金額は、航空燃料の市場価格に連動して段階的に設定されます。具体的な決定プロセスは以下のとおりです。
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 基準価格の算出 | シンガポールケロシン市場の2か月間の平均価格を算出 |
| ゾーン判定 | 基準価格が該当する「適用ゾーン」を判定 |
| 路線別金額の決定 | ゾーンに基づき、路線区分ごとの金額を決定 |
| 適用開始 | 決定した金額を2か月間(発券ベース)適用 |
たとえば、2026年4〜5月発券分の金額は、その前の2か月間の燃料市場価格をもとに決められています。6〜7月発券分はさらにその後の市場価格が反映されるため、原油価格が上昇基調にある現在、値上げにつながったというわけです。

2026年の燃油サーチャージ値上げスケジュール
4〜5月発券分と6〜7月発券分の比較
2026年の燃油サーチャージは、6月1日発券分を境に大幅に値上げされます。GW旅行の航空券を購入するタイミングによって、支払う金額に大きな差が出ることになります。
以下は、JAL・ANAそれぞれの主要路線区分における燃油サーチャージ(片道・1人あたり)の変更内容です。
ANA(全日空)の燃油サーチャージ変更
ANAは2026年4〜5月発券分に比べ、6〜7月発券分でほぼすべての路線区分で1.5倍以上の値上げを発表しています。
| 路線区分 | 4〜5月発券(片道) | 6〜7月発券(片道) | 値上げ幅 |
|---|---|---|---|
| 日本=ヨーロッパ | 31,900円 | 55,000円 | +23,100円 |
| 日本=北米 | 31,900円 | 55,000円 | +23,100円 |
| 日本=ハワイ | 22,100円 | 38,500円 | +16,400円 |
| 日本=東南アジア・インド | 16,400円 | 27,500円 | +11,100円 |
| 日本=東アジア(韓国・中国等) | 6,100円 | 10,500円 | +4,400円 |
| 日本=オセアニア | 22,100円 | 38,500円 | +16,400円 |
長距離路線ほど値上げ幅が大きく、ヨーロッパ・北米は片道だけで23,100円もの増額となります。
JAL(日本航空)の燃油サーチャージ変更
JALもほぼ同様の値上げ幅を発表しています。航空会社間で若干の差はありますが、傾向は共通です。
| 路線区分 | 4〜5月発券(片道) | 6〜7月発券(片道) | 値上げ幅 |
|---|---|---|---|
| 日本=ヨーロッパ | 29,000円 | 50,000円 | +21,000円 |
| 日本=北米 | 29,000円 | 50,000円 | +21,000円 |
| 日本=ハワイ | 20,500円 | 35,000円 | +14,500円 |
| 日本=東南アジア・インド | 14,500円 | 25,000円 | +10,500円 |
| 日本=東アジア(韓国・中国等) | 5,500円 | 9,500円 | +4,000円 |
| 日本=オセアニア | 20,500円 | 35,000円 | +14,500円 |
JALのほうがANAよりもわずかに安い傾向がありますが、値上げ幅の大きさは同等です。どちらの航空会社を選んでも、6月以降の発券は大幅なコスト増を覚悟する必要があります。
値上げの背景
今回の大幅値上げの背景には、2025年後半から続く原油価格の上昇トレンドがあります。中東情勢の緊迫化やOPECプラスの減産方針の継続が、航空燃料価格を押し上げている要因です。シンガポールケロシン市場の平均価格が大きく上昇したことで、燃油サーチャージの適用ゾーンが数段階引き上げられた形です。
なお、この値上げは「発券日」基準で適用されるため、GWの搭乗日よりも前に航空券を購入していれば、5月31日までの現行金額が適用されます。つまり、GW旅行を計画している方にとっては、今すぐ発券すれば値上げ前の金額で購入できるという状況です。
JAL・ANA路線別の料金比較
主要路線の往復燃油サーチャージ比較
ここでは、主要な旅行先ごとにJALとANAの燃油サーチャージを往復(1人あたり)で比較します。片道の金額を2倍した数字であり、実際にはこの金額が航空券代に上乗せされます。
GW期間中の旅行で人気の高い行き先を中心にまとめました。海外旅行の費用を抑えたい方は安い国ランキングも参考にしてみてください。
| 路線 | ANA往復(4〜5月発券) | ANA往復(6〜7月発券) | JAL往復(4〜5月発券) | JAL往復(6〜7月発券) |
|---|---|---|---|---|
| ヨーロッパ | 63,800円 | 110,000円 | 58,000円 | 100,000円 |
| 北米 | 63,800円 | 110,000円 | 58,000円 | 100,000円 |
| ハワイ | 44,200円 | 77,000円 | 41,000円 | 70,000円 |
| 東南アジア | 32,800円 | 55,000円 | 29,000円 | 50,000円 |
| 韓国・中国 | 12,200円 | 21,000円 | 11,000円 | 19,000円 |
| オセアニア | 44,200円 | 77,000円 | 41,000円 | 70,000円 |
往復で見ると、ヨーロッパ・北米はANAで46,200円、JALで42,000円もの差額が生じます。これは「いつ航空券を買うか」だけで発生する差であり、航空券そのものの運賃とは無関係です。
JAL vs ANA、どちらが安い?
上の表からわかるように、燃油サーチャージの金額はJALのほうがANAより若干安い傾向にあります。ただし、その差は路線にもよりますがおおむね片道2,000〜3,000円程度です。
| 比較ポイント | ANA | JAL |
|---|---|---|
| ヨーロッパ往復の差額 | 110,000円 | 100,000円(1万円安い) |
| ハワイ往復の差額 | 77,000円 | 70,000円(7,000円安い) |
| 韓国往復の差額 | 21,000円 | 19,000円(2,000円安い) |
燃油サーチャージだけで航空会社を選ぶのは現実的ではありませんが、トータルコストを比較する際の判断材料にはなるでしょう。航空券の運賃やサービス内容、マイレージプログラムなども含めて総合的に検討することをおすすめします。
飛行機の予約全般についてはGW飛行機予約ガイドで詳しく解説しています。

GW旅行への具体的影響シミュレーション
家族旅行の追加負担を計算
燃油サーチャージの値上げが実際の旅行予算にどれほど影響するのか、具体的なシミュレーションで見てみましょう。2026年のGWは4月29日(水)〜5月6日(水)の最大8連休。この期間に海外旅行を計画している家族は多いはずです。
ここでは「大人2人+子ども2人の4人家族」を想定して、発券タイミングによる追加負担額を試算します。なお、JAL・ANAの燃油サーチャージは2歳以上の子どもにも同額が適用されます(2歳未満の幼児は無料または割引)。
ANAを利用した場合の追加負担(4人家族・往復)
| 旅行先 | 5月発券(4人往復) | 6月発券(4人往復) | 追加負担 |
|---|---|---|---|
| ヨーロッパ | 255,200円 | 440,000円 | +184,800円 |
| 北米 | 255,200円 | 440,000円 | +184,800円 |
| ハワイ | 176,800円 | 308,000円 | +131,200円 |
| 東南アジア | 131,200円 | 220,000円 | +88,800円 |
| 韓国 | 48,800円 | 84,000円 | +35,200円 |
ヨーロッパや北米への家族旅行では、発券時期が1か月ずれるだけで約18万5,000円もの差が出ます。これはもはやホテル数泊分、あるいは現地でのアクティビティ費用に匹敵する金額です。
ハワイでも約13万円、韓国のような近距離でも約3万5,000円の追加負担になります。韓国旅行を検討中の方はこちらも参考にしてください。
一人旅・カップル旅行への影響
家族旅行だけでなく、一人旅やカップルでの旅行にも大きな影響があります。
| 旅行先 | 1人往復の追加負担 | 2人往復の追加負担 |
|---|---|---|
| ヨーロッパ | +46,200円 | +92,400円 |
| ハワイ | +32,800円 | +65,600円 |
| 東南アジア | +22,200円 | +44,400円 |
| 韓国 | +8,800円 | +17,600円 |
一人旅でもヨーロッパなら約4万6,000円、カップルなら約9万2,000円の追加出費です。この金額差を「たかが燃油サーチャージ」と軽視するわけにはいきません。
GW旅行の総費用に占める燃油サーチャージの割合
燃油サーチャージが旅行総費用に占める割合は、行き先や旅行スタイルによって異なりますが、値上げ後はかなりのウエイトを占めることになります。
| 旅行先 | 航空券目安(1人往復) | 6〜7月燃油(1人往復) | 燃油の割合 |
|---|---|---|---|
| ヨーロッパ | 15〜25万円 | 10〜11万円 | 約40〜70% |
| ハワイ | 8〜15万円 | 7〜7.7万円 | 約50〜96% |
| 韓国 | 3〜6万円 | 1.9〜2.1万円 | 約35〜70% |
航空券の運賃と同程度、場合によっては運賃以上の燃油サーチャージがかかるケースもあり得ます。特にLCC並みの安い航空券を購入した場合、燃油サーチャージのほうが高くなるという逆転現象が起きる可能性すらあります。
GW前の「駆け込み発券」が急増中
駆け込み需要の実態
2026年6月1日の値上げを前に、GW旅行の航空券を「今のうちに買っておこう」という駆け込み需要が急増しています。旅行会社の窓口やオンライン予約サイトでは、GW出発分だけでなく、夏休みの海外旅行分まで前倒しで購入する動きが広がっています。
特に需要が集中しているのは以下の路線です。
| 路線 | 駆け込み度 | 背景 |
|---|---|---|
| ヨーロッパ各路線 | 非常に高い | 値上げ幅が最大(片道+2万円超) |
| ハワイ | 高い | ファミリー層の需要が根強い |
| 北米 | 高い | ビジネス・観光ともに需要旺盛 |
| 東南アジア | やや高い | コスパ旅行の人気が高い |
| 韓国 | 普通 | 値上げ幅が比較的小さい |
ヨーロッパ・北米は片道2万円以上の値上げとなるため、駆け込み需要が最も顕著です。旅行代理店によると、GW出発のヨーロッパツアーの予約は前年同期比で大幅に増加しているとの声もあります。
駆け込み発券の注意点
ただし、駆け込みで航空券を購入する際にはいくつかの注意点があります。焦って不利な条件で購入してしまわないよう、以下のポイントを確認しましょう。
| 注意点 | 詳細 |
|---|---|
| 変更・キャンセル条件 | 安い航空券ほど変更不可・キャンセル料が高い傾向 |
| 座席の空き状況 | GWの人気路線はすでに満席に近い便もある |
| パッケージツアーとの比較 | ツアーは燃油込みの場合があり単純比較できない |
| 発券期限 | 予約だけでは燃油サーチャージは確定しない。発券(購入完了)が必要 |
最も重要なのは「予約」と「発券」は別という点です。航空券を予約しただけでは燃油サーチャージの金額は確定しません。実際に発券(支払い完了)して初めて、その時点の燃油サーチャージが適用されます。5月中に「予約」だけして6月に「発券」すると、値上げ後の金額が適用されてしまうので注意が必要です。

燃油サーチャージを節約する5つの方法
GW海外旅行の費用を少しでも抑えるために、燃油サーチャージに関する節約術を5つご紹介します。旅行全体の節約については旅行費用を安くする方法もあわせてご覧ください。
節約術1:LCC(格安航空会社)を活用する
最もインパクトのある節約術がLCCの活用です。 LCC(ピーチ、ジェットスター、エアアジア、スクートなど)には燃油サーチャージがありません。LCCは燃料費を運賃に直接組み込んでいるため、別途「燃油サーチャージ」として徴収する仕組みがないのです。
これは今回の値上げ局面で特に大きなメリットとなります。JAL・ANAでヨーロッパ往復の燃油サーチャージが10〜11万円かかるところ、LCCであればその負担がゼロです。
| 比較項目 | JAL・ANA(フルサービス) | LCC |
|---|---|---|
| 燃油サーチャージ | あり(路線・時期で変動) | なし(運賃に含まれる) |
| ヨーロッパ往復の燃油 | 約10万円(6〜7月発券) | 0円 |
| ハワイ往復の燃油 | 約7万円(6〜7月発券) | 0円 |
| 韓国往復の燃油 | 約2万円(6〜7月発券) | 0円 |
ただし、LCCは受託手荷物・座席指定・機内食などが有料で、それらを加算するとフルサービスキャリアに近い金額になる場合もあります。とはいえ、燃油サーチャージが高騰している現在のような局面では、トータルでもLCCのほうが安くなるケースが多いでしょう。
GWに就航しているLCCの主要な国際線路線は以下のとおりです。
| 航空会社 | 主な路線 | 拠点空港 |
|---|---|---|
| ピーチ・アビエーション | ソウル、台北、上海、バンコク | 関西・成田 |
| ジェットスター・ジャパン | マニラ、台北 | 成田・関西 |
| エアアジアX | クアラルンプール | 関西・新千歳 |
| スクート | シンガポール、台北、バンコク | 成田 |
| チェジュ航空 | ソウル、釜山 | 成田・関西 |
| ティーウェイ航空 | ソウル、大邱 | 成田・関西 |
韓国や東南アジアへの旅行であれば、LCCの選択肢は豊富です。ヨーロッパ・北米への直行LCCは日本からは限られますが、東南アジアのLCCハブ経由で乗り継ぐ方法もあります。
節約術2:5月31日までに発券する
すでにGW旅行の予定が決まっているなら、5月31日までに航空券を発券(購入完了)するのが最もシンプルな節約法です。同じ便、同じ座席でも、発券日が1日違うだけで燃油サーチャージの金額が大きく変わります。
| 発券タイミング | ヨーロッパ往復(ANA) | 差額 |
|---|---|---|
| 〜5月31日 | 63,800円 | – |
| 6月1日〜 | 110,000円 | +46,200円 |
GWの出発日が4月29日(水)〜5月6日(水)の間であれば、当然5月31日より前に発券しているケースがほとんどですが、注意すべきは以下のパターンです。
| 要注意パターン | 説明 |
|---|---|
| 復路だけ6月以降に発券 | 往路と復路を別々に購入する場合、復路の発券が6月にずれると値上げ適用 |
| 旅行会社経由の発券遅れ | 旅行会社に予約を依頼したが、実際の発券が6月にずれ込むケース |
| 日程変更による再発券 | 一度キャンセルして再発券すると、再発券時点の燃油が適用される |
特に旅行会社経由で予約している方は、発券日がいつになるか事前に確認しておくことを強くおすすめします。
節約術3:マイルを活用する
JALマイルやANAマイルで特典航空券を発券する場合、燃油サーチャージの扱いは以下のようになります。
| 航空会社 | 特典航空券の燃油サーチャージ |
|---|---|
| ANA | 自社国際線特典航空券は燃油サーチャージなし |
| JAL | 自社国際線特典航空券は燃油サーチャージあり |
ANAのマイルで特典航空券を発券する場合、国際線の燃油サーチャージが免除されます。これは非常に大きなメリットです。ヨーロッパ往復で11万円分の燃油が不要になるため、マイルを貯めているANA会員にとっては最大の節約手段となります。
一方、JALの特典航空券には燃油サーチャージがかかります。ただし、マイルで航空券代を支払っている分、トータルの出費は現金購入より抑えられます。
今からマイルを貯め始めても間に合いませんが、すでにマイルが貯まっている方は、このタイミングで特典航空券への交換を検討する価値があります。特にANAマイル保有者はこの値上げの影響をゼロにできるため、積極的に活用すべきです。
節約術4:燃油サーチャージ込みの航空券・ツアーを選ぶ
旅行会社が販売するパッケージツアーやダイナミックパッケージの中には、燃油サーチャージが旅行代金に含まれているものがあります。この場合、燃油サーチャージの値上げが直接的な追加負担にならないことがあります。
| 購入方法 | 燃油サーチャージの扱い |
|---|---|
| 航空券を個別購入 | 別途請求される(発券時点の金額) |
| パッケージツアー | 旅行代金に含まれている場合あり |
| ダイナミックパッケージ | 含まれている場合と別途の場合がある |
| 海外OTA(Expediaなど) | 表示価格に含まれていることが多い |
ただし、パッケージツアーでも「燃油サーチャージ別途」と明記されている商品もあるため、予約前に必ず確認してください。「旅行代金に燃油サーチャージを含む」と記載のある商品を選ぶのがポイントです。
海外のOTA(オンライン旅行代理店)で航空券を購入する場合、表示される価格にすでに燃油サーチャージが含まれていることが一般的です。価格比較をする際は、JAL・ANAの公式サイトで「運賃+燃油」の総額を確認した上で、OTAの価格と比較するとよいでしょう。
節約術5:近場の国を旅行先に選ぶ
燃油サーチャージは飛行距離に比例して高くなるため、近距離の旅行先を選ぶことで大幅に節約できます。特にGWの海外旅行先として人気の韓国・台湾・香港などは、燃油サーチャージの金額が比較的抑えられています。
| 旅行先 | 往復燃油(ANA・5月発券) | ヨーロッパとの差 |
|---|---|---|
| 韓国 | 12,200円 | −51,600円 |
| 台湾 | 12,200円 | −51,600円 |
| 東南アジア | 32,800円 | −31,000円 |
| ハワイ | 44,200円 | −19,600円 |
| ヨーロッパ | 63,800円 | 基準 |
韓国や台湾であれば、ヨーロッパと比べて往復で約5万円以上も燃油サーチャージが安くなります。飛行時間も2〜4時間と短く、GWの限られた日程でも十分に楽しめる旅行先です。
さらにLCCが充実しているのも近場の国のメリットです。韓国・台湾路線は多くのLCCが就航しており、燃油サーチャージゼロの航空券を比較的安価に購入できます。アメリカ旅行を検討中の方は、この燃油差額も含めて予算を再検討してみてください。
燃油サーチャージに関する注意点
小児・幼児の燃油サーチャージ
意外と見落としがちなのが、子どもの燃油サーチャージです。航空運賃には小児割引(通常75%)がありますが、燃油サーチャージの扱いは異なります。
| 区分 | 年齢 | 燃油サーチャージ |
|---|---|---|
| 大人 | 12歳以上 | 全額適用 |
| 小児 | 2〜11歳 | 全額適用(大人と同額) |
| 幼児 | 0〜1歳(座席なし) | 無料 |
2歳以上であれば大人と同額の燃油サーチャージがかかります。子ども2人を連れた家族旅行の場合、子どもの分だけでもヨーロッパ往復で20万円以上(6〜7月発券)となるため、家族旅行の予算への影響は特に深刻です。
経由便と燃油サーチャージ
直行便ではなく経由便を利用する場合、燃油サーチャージの計算方法が変わることがあります。一般的には、区間ごとにサーチャージが設定されるのではなく、最終目的地までの路線区分に応じた金額が適用されます。
ただし、別々の航空券として購入する場合(例:成田→ソウルと、ソウル→パリを別々に購入)は、それぞれの区間で燃油サーチャージがかかります。乗り継ぎ割引や通し運賃が適用される場合は、1枚の航空券として最終目的地の区分が適用されるため、購入方法によって金額が変わる点に注意してください。
まとめ:GW海外旅行を賢くお得に
2026年6月1日からの燃油サーチャージ大幅値上げは、GW海外旅行の予算に大きな影響を与えます。ここまで解説してきたポイントを整理します。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 値上げ幅 | ヨーロッパ・北米は片道+2万円超、往復で4〜5万円の追加 |
| 適用基準 | 「搭乗日」ではなく「発券日」で決まる |
| 家族旅行への影響 | 4人家族のヨーロッパ旅行で約18万円の追加負担 |
| 最大の節約術 | LCCは燃油サーチャージなし |
| 発券の期限 | 5月31日までの発券で現行金額が適用 |
節約のための行動としては、まずGW旅行の航空券がまだ未購入であれば早めの発券を検討してください。LCCが利用できる路線であれば積極的にLCCを選び、ANAマイルが貯まっている方は特典航空券を活用しましょう。
GW期間中の過ごし方についてはGWの過ごし方特集や、国内旅行に切り替えるなら新幹線料金ガイドもぜひチェックしてみてください。
燃油サーチャージの動向は2か月ごとに見直されるため、今後の原油価格次第ではさらなる変動もあり得ます。最新情報はJAL・ANAの公式サイトで必ず確認するようにしましょう。
よくある質問
Q. 燃油サーチャージの値上げはGWの航空券にも影響しますか?
燃油サーチャージは「搭乗日」ではなく「発券日(購入完了日)」で金額が決まります。2026年5月31日までに航空券を発券すれば、GW搭乗分でも現行の安い金額が適用されます。逆に6月1日以降に発券すると、たとえGW期間中に搭乗済みであっても、未発券分には値上げ後の金額がかかります。GW出発の航空券はほとんどの場合5月中に購入しているため、直接的な影響は限定的ですが、復路の発券タイミングや日程変更には注意が必要です。
Q. LCCには本当に燃油サーチャージがかからないのですか?
はい、LCC(格安航空会社)には燃油サーチャージの制度がありません。ピーチ、ジェットスター、エアアジアなどのLCCは、燃料費を運賃に直接組み込んでいるため、JAL・ANAのように別途「燃油サーチャージ」を請求することはありません。ただし、原油価格が上がればLCCの運賃自体が値上げされる可能性はあります。また、受託手荷物や座席指定などのオプション料金が別途かかる点も考慮する必要があります。
Q. マイルで特典航空券を取れば燃油サーチャージは免除されますか?
航空会社によって異なります。ANAの国際線特典航空券は燃油サーチャージが免除されるため、値上げの影響を完全に回避できます。一方、JALの国際線特典航空券には燃油サーチャージがかかります。ANAマイルを保有している方は、今回の値上げ局面で特典航空券を活用するメリットが非常に大きいといえます。
Q. 子どもの燃油サーチャージは大人より安くなりますか?
2歳以上の子どもには大人と同額の燃油サーチャージが適用されます。航空運賃には小児割引(通常75%)がありますが、燃油サーチャージに小児割引はありません。0〜1歳の座席を使用しない幼児は無料です。家族旅行の場合、子どもの人数分だけ燃油サーチャージも加算されるため、予算への影響が大きくなります。
Q. 燃油サーチャージは今後さらに上がる可能性がありますか?
燃油サーチャージは2か月ごとに見直されるため、原油価格の動向次第でさらに値上げされる可能性はあります。逆に原油価格が下がれば、値下げされることもあります。2026年8〜9月発券分の金額は6月頃に発表される見込みです。最新の燃油サーチャージ金額はJAL・ANAの公式サイトで確認してください。