「平成のGW」と「令和のGW」、皆さんは何が違ってきたか説明できますか?平成元年(1989年)から令和の現代まで、GWは祝日法改正、改元、コロナ禍など多くの転換点を経て変化してきました。みどりの日が4/29から5/4に移動したのも平成、史上初の10連休が実現したのも平成最後の年でした。
本記事では、平成元年から令和現代までのGWの変遷を年表で整理し、祝日構成の変化、社会背景、コロナ禍の影響、回復までの軌跡を完全網羅します。
GWの基本情報はGWとは?意味と由来、GW2026カレンダー、関連制度はハッピーマンデー制度、振替休日制度、GW10連休の年・条件もご参考に。
【結論】平成令和でGWは「祝日構成・10連休・コロナ」の3大転換点
| 時代 | 主な変化 |
|---|---|
| 平成初期(1989-2006) | 4/29がみどりの日、構成シンプル |
| 平成中期(2007-2018) | 4/29が昭和の日、5/4がみどりの日に再編 |
| 平成末期(2019) | 史上初の10連休(即位の日特例) |
| 令和初期(2020-2022) | コロナ禍で旅行自粛 |
| 令和現代(2023-) | コロナ後の本格回復+インバウンド |
平成・令和の30年余りでGWは何度も再編され、社会変化を映す鏡となっています。
平成のGW年表(1989〜2018年)
平成初期(1989〜2006年)
| 年 | 主な出来事 |
|---|---|
| 1989年 | 昭和天皇崩御、平成スタート。4/29がみどりの日に改名(昭和天皇誕生日から) |
| 1990年代 | バブル崩壊、海外旅行ブーム |
| 1995〜1998年 | 国内旅行・海外旅行が定着 |
| 1999年 | ハッピーマンデー制度法改正成立 |
| 2000年 | 成人の日・体育の日が月曜化 |
| 2003年 | 海の日・敬老の日が月曜化 |
平成初期のGWは、4月29日「みどりの日」と5月3日「憲法記念日」、5月5日「こどもの日」の3祝日構成で、5月4日は「国民の休日」として運用されていました。
平成中期(2007〜2018年)
| 年 | 主な出来事 |
|---|---|
| 2007年 | 祝日法大改正:4/29が昭和の日に、5/4がみどりの日に。GW3連続祝日(5/3〜5/5)成立 |
| 2007年 | 振替休日のルール改正:「翌月曜固定」から「最も近い祝日でない日」に |
| 2008〜2010年 | リーマン・ショック後の節約GW、近場志向 |
| 2011年 | 東日本大震災で旅行自粛 |
| 2012〜2014年 | アベノミクスで旅行需要回復 |
| 2015〜2018年 | インバウンド観光客が急増、国内も活発化 |
2007年改正は現代のGWの礎を作った最重要年。これ以降のGWは5/3〜5/5の3日連続祝日と振替休日の組み合わせで、5〜8連休になりやすい構造になりました。
平成末期(2019年)
| 年 | 主な出来事 |
|---|---|
| 2019年 | 新天皇即位、即位の日(5/1)が特例祝日化。史上初の10連休(4/27〜5/6) |
2019年は平成と令和をまたぐ歴史的な年。即位の日特例で4/30と5/2が「国民の休日」となり、奇跡の10連休が実現しました。詳しくはGW10連休の年・条件。

令和のGW年表(2019〜2026年)
令和初期(2019〜2022年)
| 年 | 主な出来事 |
|---|---|
| 2019年 | 史上初の10連休、国内旅行人数過去最高 |
| 2020年 | 新型コロナ感染拡大で旅行自粛、緊急事態宣言下のGW |
| 2021年 | コロナ禍2年目、まん延防止措置でGWも自粛 |
| 2022年 | 行動制限なしのGWに、回復の兆し |
2020年・2021年はコロナ禍で「外出自粛GW」となり、観光業界は壊滅的な打撃を受けました。
令和中期〜現代(2023〜2026年)
| 年 | 主な出来事 |
|---|---|
| 2023年 | コロナ5類移行、GWで本格回復 |
| 2024年 | 国内旅行コロナ前水準を超える、円安で海外旅行は伸び悩み |
| 2025年 | 大阪万博開催、関西需要が押し上げ |
| 2026年 | 8連休(4/29〜5/6)の集中型、暦的に大型連休 |
令和の現代GWは「コロナからの回復+インバウンド・万博需要」が特徴。海外旅行は円安で抑制傾向、国内旅行は活況です。
みどりの日の歴史(GW最大の祝日変遷)
みどりの日 移動の経緯
| 年 | 4/29の祝日 | 5/4の祝日 |
|---|---|---|
| 1948〜1988年 | 天皇誕生日 | 平日(または5/3〜5/5の合間) |
| 1989〜2006年 | みどりの日(昭和天皇崩御後) | 国民の休日(5/3祝日と5/5祝日に挟まれた平日) |
| 2007年〜 | 昭和の日(再改名) | みどりの日(移動) |
「みどりの日」は4/29から5/4へ移動し、「昭和の日」が新設されたのが2007年。これによりGWの構成が大きく変わりました。
みどりの日の意味
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 由来 | 昭和天皇が植物を愛したことから |
| 趣旨 | 自然に親しみ、その恩恵に感謝する日 |
| 1989年〜 | 4月29日(昭和天皇誕生日にちなむ) |
| 2007年〜 | 5月4日に移動 |
振替休日制度の変遷
1973年制定(参考)
GW以前から運用されていた制度。詳しくは振替休日制度とは。
2007年大改正
| 改正前 | 改正後 |
|---|---|
| 翌月曜固定 | 最も近い祝日でない日 |
| 連続祝日対応不可 | 連続祝日OK |
この改正により、GWの5/3〜5/5の3連続祝日と振替休日の組み合わせが可能になりました。

各時代のGW旅行トレンド
平成初期の旅行傾向
| 項目 | 特徴 |
|---|---|
| 国内旅行 | 団体旅行、温泉、観光バス |
| 海外旅行 | バブル期はハワイ・グアム・ヨーロッパ |
| 移動手段 | マイカー、団体バス |
| 宿泊 | 温泉旅館、ビジネスホテル |
平成中期の旅行傾向
| 項目 | 特徴 |
|---|---|
| 国内旅行 | 個人旅行化、SNS映え重視 |
| 海外旅行 | 韓国・台湾・東南アジアへ拡大 |
| 移動手段 | 新幹線、LCC、レンタカー |
| 宿泊 | ビジネスホテル、民泊 |
令和現代の旅行傾向
| 項目 | 特徴 |
|---|---|
| 国内旅行 | 体験型、地方創生、ワーケーション |
| 海外旅行 | 円安で抑制、近場アジア中心 |
| 移動手段 | 新幹線、LCC、シェアリング |
| 宿泊 | ホテル、民泊、グランピング |
時代とともに「団体→個人」「観光→体験」という大きなトレンド変化が見られます。
コロナ禍の3年(2020〜2022年)の影響
2020年GW(最大の影響)
| 項目 | 影響 |
|---|---|
| 緊急事態宣言 | 4/16発令〜5/25解除 |
| 外出自粛 | 都道府県境を越える移動を自粛 |
| 観光地 | ほぼ閉鎖、観光客ゼロ |
| 経済 | 旅行業界が壊滅的打撃 |
2021年GW(2年目の自粛)
| 項目 | 影響 |
|---|---|
| 緊急事態宣言 | 東京・大阪等で4/25〜5/11発令 |
| まん延防止措置 | 各地で発令 |
| 観光地 | 大幅な制限継続 |
| 経済 | 引き続き厳しい |
2022年GW(回復の兆し)
| 項目 | 影響 |
|---|---|
| 行動制限 | なし |
| 観光地 | 賑わいが戻る |
| 経済 | 部分的回復 |
コロナ禍3年は「史上最も静かなGW」として記憶されています。

GW平成令和変遷のFAQ
Q. みどりの日はいつから5月4日に移動しましたか?
A. 2007年(平成19年)の祝日法改正で、4月29日から5月4日に移動しました。同時に4月29日は「昭和の日」として再新設され、5月4日は元々「国民の休日」だったのが正式に「みどりの日」になりました。これにより5/3〜5/5の3連続祝日が成立しました。
Q. 史上初の10連休はいつでしたか?
A. 2019年(平成31年・令和元年)の4月27日〜5月6日です。新天皇即位(5/1)を祝日扱いとする特例法により、4/30と5/2が「国民の休日」となり、暦上初の10連休が実現しました。これは特例による奇跡であり、通常の年では再現できません。
Q. コロナ禍でGWはどう変わりましたか?
A. 2020〜2022年はGWの旅行・観光が大きく制限され、「ホームGW」「ステイGW」という新しい過ごし方が生まれました。2023年以降の本格回復後も、近場志向・体験型・少人数旅行などコロナ禍で生まれたトレンドは定着し、GWの過ごし方の選択肢が広がりました。
Q. 平成と令和のGWで最も大きな違いは何ですか?
A. 祝日構成(2007年改正による昭和の日新設・みどりの日移動)が最も構造的な変化です。これにより5/3〜5/5の3連続祝日構造が確立され、現代の8連休型GWの基礎ができました。社会的にはコロナ禍を経て、GWの過ごし方の多様化(旅行・在宅・体験)が進み、画一的な「観光地に行くGW」から脱却が進みました。
Q. 次に大きな祝日法改正はありますか?
A. 現時点で新たな祝日法大改正の予定はありません。GWに関わる主要改正は2007年(昭和の日・みどりの日再編)が最後で、2007年以降は安定的に運用されています。新天皇即位など特例的なイベントがあれば一時的な変動はあり得ますが、構造的な変化は当面ないと見られます。
まとめ
平成元年(1989年)から令和の現代まで、GWは祝日構成(昭和の日・みどりの日再編)、史上初の10連休(2019年)、コロナ禍の自粛と回復という3つの大きな転換点を経て進化してきました。
特に2007年の祝日法大改正は現代のGWの礎を作り、2019年の特例10連休は史上唯一の暦的な大連休を実現。コロナ禍の3年は史上最も静かなGWとして歴史に刻まれ、令和現代は本格回復+万博・インバウンドの新時代を迎えています。
GWの基本情報はGWとは?意味と由来、GW2026カレンダー、関連制度はハッピーマンデー制度、振替休日制度、GW10連休の年・条件、GW呼び方の変遷、GW経済効果もあわせてご覧いただき、GWの歴史的変遷への理解を深めてください。